OSグループ サステナビリティ重点課題
サステナビリティに関する多彩な取り組みを紹介しています。地域社会や文化への貢献を目的とした映画イベントや教育支援活動、中学生の職業体験の受け入れなど、社会に開かれた活動が特徴です。また、従業員の働きやすい環境を整えるため、柔軟な働き方や快適なオフィス空間の提供を推進。さらに、地域清掃やリゾートサテライトオフィスの運営など、地域密着型の活動を幅広く展開しています。
01企業活動を通じた教育・文化面への貢献
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活弁ライブ
活弁ライブとは“活動写真×弁士・楽士付きの上映”のことで、120年以上前の日本で「活動写真」と呼ばれていた音がついていないサイレント映画に、弁士によるナレーションやセリフ語りと楽士による楽器の生演奏で、当時の人々が楽しんでいた映画鑑賞方式をお楽しみいただくものです。OSシネマズでは2018年から30回以上開催しています。
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知的障がいや発達障がいのあるこども向け映画上映会
「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として、知的障がいや発達障がいを持つお子様とそのご家族を対象とした映画上映会を実施しています。通常よりも音量を下げるなど環境を整備した貸切上映会にすることで、これまで映画館で映画を観たことがなかった方へ鑑賞体験を提供しています。この取り組みを通じて、誰もが映画を楽しみ、感動を分かち合える社会の実現を目指しています。
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CINE LAB
各分野の専門家が子ども向けに体験コンテンツを提供する「CINE LAB(シネラボ)」を展開しています。2022年は「夏休みの自由研究は映画館で完成させよう!」と題し、3Dプリンタや音楽絵本などSTEAM教育にも関連したイベントをOSシネマズ神戸ハーバーランドのロビーで実施しました。
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トライやる・ウィークの受け入れ
1998年から兵庫県が実施している体験学習「トライやる・ウィーク」は、豊かな人間性や社会性を育む事を目的に中学2年生が学校を離れ職業体験等を行うものです。当社は、制度開始当初から映画館において「トライやる・ウィーク」の受け入れを継続的に実施しています。
02従業員が心身ともにいきいきと笑顔で働ける企業へ
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健康経営の取り組み
働く全ての人の幸せと地域に暮らす人々の幸せを同時に追求し、豊かな生活文化と未来づくりに貢献したいと願っています。そして、この理念を実現するために最も大切なことは、従業員が心身ともに健康でいきいきと笑顔で仕事に取り組むことができる状態にあり、使命感と責任感を持って懸命に働きその能力を最大限に発揮することであると考えています。
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ウォーキングイベント
参加者がスマホ等で計測した日々の歩数を集計シートに入力し、イベント期間中の1日平均歩数を競います。部署対抗部門と個人部門があり、優勝者には賞品が贈呈されます。実施後の振り返りアンケートでは、健康意識の高まりだけでなく、社内コミュニケーションの活性化にも効果があった、という結果が出ています。
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健康講座 Wellness ゼミ
年に数回、健康に関する学びの場を設けています。過去には「肩と腰のセルフケア」「かつおぶしを通じて食生活を見直す」「質の良い睡眠をとるには」「意外と身近な病“乳がん”」といったテーマで、外部講師を招聘して実施しました。知識を身につけるだけでなく、今後の生活に活かせるようにしています。
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ええことサンクスメッセージ
社員間でのお互いへの感謝の気持ちや良いエピソードを年に2回募集し、集約したものを社内イントラネット上に掲載しています。仲間のいいところに目を向けて「ありがとう」を言葉で伝えることで、良質なコミュニケーションや一体感のある組織づくりを目指しています。
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従業員の健康課題の把握と対策(オーエス)
定期健康診断の実施に加え、診断結果により再検査や特定保健指導の対象となった従業員へのフォローアップを行っています。さらに女性社員を対象として2年に1度婦人科検診の受診勧奨をしています。また、メンタルヘルス対策として、全従業員を対象に年1回のストレスチェックと外部講師による定期的な研修を行うほか、社内相談窓口や、メンタルヘルス不調者の復帰に向けた支援体制も整備しています。
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フレックスタイム制度・テレワーク制度
多様な社員がその能力を十分に発揮し、いきいきと働ける環境づくりのため、フレックスタイム制度とテレワーク制度を導入しています。メリハリのある働き方と仕事と私生活の調和を目指します。
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育児休業・介護休業制度、短時間勤務制度
育児休業制度については一子につき2回、3歳に達する日まで取得可能、また、育児に関する短時間勤務は小学校3年生終了時まで可能です(勤務形態は4種類から選択可能)。男性の育休取得の実績もあります。 介護に関する短時間勤務は3種類の時間形態から選択が可能です。
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ABWを導入した本社オフィス
社員が自律的に効率性を考えながら自由に働く場所を決める 「ABW」を採用したオフィスは、固定席をなくすことで部門横断的なコミュニケーションの活性化を実現しました。昇降機能つきデスクや集中ブースなど健康や働きやすさを考えた設備を導入したほか、2022年6月の移転をきっかけに保管書類前年比約70%減を実現しました。さらなるワークフローの電子化やペーパーストックレスも推進しています。
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コンプライアンス推進の取り組み
コンプライアンス推進のため、役員・社員一人ひとりの意識向上、知識習得に取り組んでいます。コンプライアンスに関する基本概念の理解のほか、ハラスメント防止や個人情報の取り扱いなど、時代のニーズに応じたテーマで集合研修等を実施しています。また、お取引先相談・通報窓口を設置し、相談・通報者の保護とともに、調査結果に基づき適切に対応し、問題点を改善しています。
03地域に根差したまちづくり活動・環境への配慮
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オーエスビジョン・三宮エリアでのエリアマネジメント
三宮OSビルに設置した神戸最大級の大型ビジョン「オーエスビジョン」では、神戸市をはじめ各種団体等によるシティプロモーション映像や企業振興・観光誘致等に資する情報・映像を広く発信しています。また、再整備された「サンキタ広場・通り」において、官民連携によるにぎわい創出等を目的とするエリアマネジメント組織「サンキタ実行委員会」や「一般社団法人サンキタ」にも参画し、サンキタエリアの価値向上と地域貢献に取り組んでいます。
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リゾートサテライトオフィスビル
ANCHOR(アンカー)での取り組み2020年より、和歌山県白浜町にある銀行の保養所であった建物をリノベーションしたリゾートサテライトオフィスビル「ANCHOR」を運営しています。施設コンセプトである「CYCLE BUILD:サイクルビルド(循環を生み出す=ヒト・モノ・コトの循環の起点として機能していく)」のもと、入居企業様と地域住民の方との交流会や、和歌山県で活動するアーティストを招いたワークショップなど、地域と人が繋がる様々な取り組みを行っています。
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スマイルクリーンアップ!
地域社会の方々と笑顔でつながる活動にしたいという想いのもと、毎月第3水曜日の朝に、OSビル及びその周辺地域の清掃活動を行っています。2023年からは近隣の商店街と合同での清掃も行っています。
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ペットボトルキャップ回収運動
本社オフィスでペットボトルキャップの回収を行い、NPO法人等に寄付しています。キャップは再生プラスチック原料として換金された後、医療支援や障がい者支援、子どもたちへの環境教育等、様々な社会貢献活動にあてられています。
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フラワーロスへの取り組み「フリープランツ」
OSビル前のイベントスペース「OS広場」の花壇を植え替える際にまだきれいに咲いている植物を街の方に無料で配布し、植物の廃棄量の削減に取り組んでいます。
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多井畑里山活用の取り組み
神戸市須磨区多井畑西地区をフィールドとした里山の保全・活用に関して、2023年3月に神戸市と協定を締結しました。地域の関係人口を増やし、住みよい街にすることを目的としたコンソーシアムにて、各企業が有する知見や強みを活かして連携・協力しながら、地域課題の解決に取り組んでいきます。