先輩社員インタビュー
毎年春と秋シーズンや天神祭などの大きなイベントなどの前には、旅行代理店から「客室を団体で予約したい」という連絡がよく入ります。個人のお客様と同じようにお部屋の稼働状況を確認し、空きを埋めるだけなら簡単ですが、実はそうはいきません。ホテルのお部屋を仕入れてから売るのが旅行会社のビジネスであり、売れ残ったお部屋はキャンセルされる。そのリスクを回避し、確実に送客してくれる会社を選んで予約を受け付けるのが、私たちホテルスタッフの腕の見せ所です。
過去に送客実績のある会社を優先するのが一番簡単で安全ですが、近い日程でおまけに残室が少ない時には、知識や経験に加えて自分の勘も頼り。相談する先輩や上司が近くにいない時は、自分で決めるので結構ドキドキします。でも、そうして受けたお客様が無事にホテルに到着された時の喜びは格別。接客とは一味違うやりがいがありますね。
ホテルの仕事について間もない頃のこと。私服で歩く私にある常連のお客様が「高井さんじゃない。元気?」と声をかけてくださった時、何だかすごくうれしくなって。それからホテルでそのお客様に会うのがすごく楽しみになりました。お客様は私たちホテルで働く人間のこともちゃんと見てくださっています。だから、私たちもお客様の言葉をよく聞き、表情や振る舞いをよく見て、何を望んでいらっしゃるかを感じるように心がけているんです。どう動くか決断に迷った時は、「お客様の笑顔のために」というOSの企業理念を胸に問いかければいい。そうして見えてきた答えを信じて行動するのが、私の決断力ですね。
まだまだ仕事に慣れない頃、緊張のあまり間違ってルームメイク前のお部屋にお客様をお通ししかけたことがありました。また、次から次へとひっきりなしに電話が鳴ったある日、保留にした自分の電話ではなく別の電話を取ってしまい、言葉に詰まったことも。毎日何が起こるかわからないのがホテルの仕事。小さな失敗に流す冷や汗も、一人前のホテルマンになるための基礎トレーニングかな。